おもと(万年青)とは?

 先ずは、おもとの自生地より説明します。我が国日本と中国の一部、と言われており、現在の銘柄の付いた銘品は全て日本産です。私(池本)の出生地である大阪府南部では、引越しの際に人よりも先に万年青を引っ越し先に置くと言う風習がありました。関西圏では特に由来があっての「引越しおもと」とは解釈している方はあまりいない様なのですが、東海、関東方面では、かつての我が国江戸期の武家政権時、徳川家康公が江戸幕府を開き、武家の頭領としての朝廷より賜った官位「征夷大将軍」の名を以って西暦1603年江戸城を本拠とせんが為に入城する際「おもと」を江戸城内に置いた事から「引越しおもと」となったらしく、地域によっての習わしがある様です。しかしながら、私始め当園の意向は『縁起が良い』とか、古い迷信に捉われず、古典園芸植物、昨今では伝統園芸植物として謳われている「おもと」本来の植物としての魅力を見出し、かつ「おもと」の植物としての楽しみを、おもとを扱う業者として活動していきたいと思っています。話がそれ、失礼致しました。
 ユリ科、オモト属、単子葉類、常緑木にて雌雄同株。繁殖は地下茎の俗に「芋」と称される部位より地下茎に新しい芽が出て、それを自然に土中から出てきたものを分けて殖やすか、人工的に「芋」に新芽が出た所を「芋切り、芋吹かし」と呼ばれている(業界用語)方法で増殖する。実生による同種増殖、生長点バイオ・メリクローンでの増殖を行う人はあまり居なく、出来たとしても「同品」が出来ない。実生によって同じ品種も出来ない。むしろ実生によって新品種を作出し、実生で同じものが出来ないけれども東洋蘭界、特に富貴蘭界では実生で同品が生まれ過ぎる事が業界に良くないとされる事は無きにしも非ず、しかしおもとは実生作出木を厳選し、価値付けられるものと不価値であるものの境がハッキリとして居りますので、「実生家」と呼ばれる人達を重んじる傾向もあります。また、東洋蘭や古典園芸独特の「愛好会」結成が「おもと」趣味者により昭和6年「大日本萬年青総合会」と銘打って展示会並びに同好趣味家の歓楽の場を設ける活動をされて来ました。後、昭和20年に「日本萬年青連合会」に改称され昭和64年(平成元年)には「日本おもと協会」と再び改称。平成4年秋頃に当時の文部省(現:文部科学省)より「社団法人」の認可をうける。平成22年現在「公益社団法人化」を進めている様子である。(社)日本おもと協会が母体となり、おもと趣味家の為、おもと業者の為に活動を行っている。
おもと界は「趣味者」「業者」の境界がハッキリとしており、昭和46年秋頃にはおもと業者の有志によって「日本おもと業者組合」を創設し、母体の「(社)日本おもと協会」が認めた業者が「日本おもと業者組合」加盟店である。ユリ科植物独特の葉姿にて根強い人気を持つ趣味者と業者のバランスが古典植物の中では上手く平衡が取れています。よって古典園芸の三本柱の一柱を担う植物として顕在しています。
 世界共通の学名で現すと、(学名はラテン語で表します、ラテン語は現在世界で唯一用いられていない
言語らしく、その為に植物学名は「ラテン語」で表すらしいです。(勉強不足です、すみません))

 学名<Rohdea Japonica Roth>  ロデア ジャポニカ ロス
 
おもとの潮流
おもとの潮流は、私(池本)がこの場で説明できるほどの知識も経験も無い為に、私の実体験の事柄を述べます。おもとは羅紗(小葉)薄葉(中葉)大葉(大きなおもと)の3種に分類され、更に羅紗(小葉)より分類される『大型羅紗』『中型羅紗』『小型羅紗』『二面系羅紗』『千代田羅紗』『胡麻斑羅紗』など、にわかれ、薄葉(中葉)より更に分類されるものが『千代田斑系』『一文字系』『縞甲系』『その他の薄葉』にわかれ、大葉(大きなおもと)より更に細かく分類されて『大葉羅紗』と一般の『大葉』などに分かれます。

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